マヨネーズに込められた願い

先日ふと、「マヨネーズって誰が造ったんや?」と浮かんで。

すぐにグーグルさんで検索。ウィキペディアをみつつ、キューピーのホームページを見る。

日本で最初のマヨネーズはキューピー!!関東大震災寄りあとだそうです。

世界ではというと、定説となっているのは18世紀のスペイン。

当時イギリス領だったメノルカ島(スペイン)にフランス軍が攻撃をしかけて、その指揮をとっていたリシュリュー公爵が、戦火の中、港町マオンで料理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会った。
そのソースを気に入ったリシュリュー公爵は、後にパリでそのソースを「マオンのソース」として紹介しました。

それが「Mahonnaise(マオンネーズ)」と呼ばれ、その後「Mayonnaise(マヨネーズ)」となりました。これがマヨネーズの最も有力な起源説といわれています。

スペインでマヨネーズなら、マヨルカ島?!と思いきや、そのお近くのメノルカ島だそうで。

そこからアメリカに伝わり。そこで缶詰の勉強に来ていた、キューピー株式会社の創始者中島董一郎氏のめにとまったところから、日本へマヨネーズがやってきたと。興味深いのが、

「当時からアメリカでは、日常的に野菜サラダが食べられていました。それも調味料はマヨネーズ。ポテトサラダに使われているマヨネーズはおいしくて栄養価も高いと中島は注目しました。

帰国後、中島は日本人の体格向上を願って、当時の輸入品と比べて約2倍の卵黄を使った栄養価の高いマヨネーズを日本で発売しようと考えたのです。」

ここ。日本人の体格向上を願って卵黄を2倍使った、栄養価の高いマヨネーズを2本で作ったというところ。

このあと関東大震災の後に、売り出され西洋化の波もあいまってか、人気商品になったとの記述でした。

以前に、あさドラ「まんぷく」で長谷川博己さんがチキンラーメンの開発までのストーリーをドラマで演じてらっしゃいましたが、この時も意外といいますか、心に残ったのが、

戦後の日本の子供、国民に栄養価の高いものを(そして、家庭の主婦の家事の負担を減らすもの)として考案されたストーリーになってたんですよね。

今は飽食のじだいで、栄養はとりすぎぐらいで、その栄養のとり方やバランスが大切なものとなっています。

マヨネーズやチキンラーメンはどちらかというと健康志向の高い方などには、添加物や製造過程での油脂の問題や高カロリーであることが問題とされますが、

開発、発売当時は必要な栄養を誰もがとれるようにって、そこに想いのベースが少なからずあって、だからヒットすると考えて販売されたんだろうなと。

賛否は色々ですが、何でもとりすぎや、食べる場面に気をつけて良いところを利用すればいいのではとは思っています。

商品開発や販売のきっかけや狙いの一つに、体格向上や栄養にと考えられた時期から、今も本質は変わってなくて、

人々が暮らしやすくなり、健康で、幸せに暮らせる為のものが開発されて、販売されて、評価されていく。時代の状況で必要なものは変わっていくけれど、求めるものは変わらない、当たり前ですが。

ちなみに、ケチャップも!調べる戸意外で面白いですよ。ケチャップとトマトケチャップの違い!元々は調味料の一つとして中国の魚醤のようなものから、ヨーロッパを経由して、これまたアメリカ経由でトマトケチャップが日本へ。

合成のもの、添加物については、まぁ国によって色々基準が違いますし、味の好みや主とする用途も違ったりするので、色々なクニのマヨネーズやケチャップも試すと面白いのですが、というか試したことありますよね?

そして、手作りもできるので、色々試すと面白い。味の保証はないけれど…(笑)

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