女性ホルモンの材料はなんでしょう?
…生理がこない、生理前に肌荒れする、更年期の症状だ、ひげが生えてきた、そんなこんなの文言等とともに、「女性ホルモンが足りない」 と聞くことがある。(言ったこともある)そうすると、「大豆食べないと」「クラリセージ匂わないと」「キュンキュンしないと!」なんてね、言われたり、思ったりしたものですが、果たして、それで女性ホルモンは増えたのか?たとえ、気になる症状がそれでいて良くなったとして、本当に女性ホルモンがそれで出たのか?考えたことありますー?!
ここ数年、これまでよりも深掘りして栄養と体の関係、内臓とホルモンについて実践的な内容を学んでいまして。それもこれもバランスフェイシャルや、ディエンチャンを学んだことからの流れで、ちょっと視点が変わったからです。
前おきはここまで。さて、女性ホルモンの、材料は何でしょう?
私たちの体は食べたもの(吸収されたもの)で出来ているので
当然食事から得られる3大栄養素が基本なのですが、性ホルモンも同じように食べたものからできます
そして多くは《肝臓》でたくさん作られます
肝臓の機能をきちんと整えておくこと。これはまず大事。子宮とか卵巣とかも大事ですけど肝臓もその過程で大きく関係するんですね。
さて、その材料となるものの正体は意外で
一般的には嫌われ者のアイツなのです。
コレステロール。これが女性ホルモンの材料になります。
コレステロールは、体内ではホルモンや胆汁酸等様々な物質の材料として使われています。
善玉のHDL、
悪玉のLDLの2種類がありますが、
女性ホルモンはこのうち悪玉(LDL)から作られます。い
意外じゃないですか?
「悪玉=良くないもの」というイメージがあるかもしれませんが、どちらも体にとって大切なものです。
コレステロールは、食べ過ぎると増えると言われますが、食べ物から増える割合は実は約3割ほど、残りの7割は肝臓で合成されます
もちろん何を食べるかで体が動くのですが、コレステロールを正しく合成する回路がきちんと動いているかどうか。そして材料があっても作れているかも重要です。
あれを食べたらこれが作られる、という単純な話ではないので、大豆さえ食べれば…クラリセージをぬれば…キュンキュンすれば…良いわけではないのでした。
そもそもホルモンとは生きるために体に司令をだします。指令なのでホルモンの命令は絶対。このバランスが崩れると心身に不調、不具合が出てきます。なので、ホルモンをしっかり整えてあげることで様々な悩みを解決したり、健やかな心と体、年齢に応じた体になるわけですが、
体を動かすためにはここのバランスを根本的に整えないと、一時的に良くなってもまた崩れる、を繰り返してしまいます。
なので、コレステロール、大切なのです。続く。