どこでどうやって作られるかを知るのも安心材料

日本で一番多く使われている油は菜種油。

【出雲の国産原種の菜種から作られた菜種油のこと】

現在は国産菜種の生産者が減って、原料菜種が入手しにくくなっています。

私は島根県の出雲の出身で身内が農業やこの、菜種油つくりに関係していて、お話を聞く機会を得られて、より身近に感じられるようになったのがモノの作られ方。ですので今回は出雲の影山製油所の菜種油のご紹介を。

菜種油は、菜の花の種からつくられます。

原料は年間約240万トンで99%が輸入品で、
(その内93%が遺伝子組み換え)
大部分はカナダ産です。

僅かしかない国産菜種を
国内の多くの植物油製造会社が取り合っている状況では、品質のよい菜種原料の入手が非常に困難な状況です。

(余談だけど、「安全な国産菜種油」として少しお安く売られていたものが、影山が絞り終えたあとの「油かす」を購入した業者が、さらに絞り出して油を勝手に売っていたなんてこともあったほどだそうです)

輸入というとポストハーベストや、遺伝子組み換えの原料であることなどの問題も。

消費者に安心安全な菜種油を届ける為に
自らが生産者と一体になって原料菜種を生産するしかないと、出雲の影山製油所では、
農研機構から菜種の原種を管理する許可を得て自社の原種を隔離して菜種を作り、契約農家に配布し、収穫された菜種を原料として買い受けるサイクルで生産が行われています。

と、ここまでの産地や原料、栽培方法などは気にかけて調べたり聞いたりして油を購入される方も多いのですが、

油はその後の工程もとても大切です。

種子を煎り、油を絞りだす。その油を不純物を取り除く(精製)、ボトル詰めする。その工程が、薬剤を用いていたりすると、せっかくの原材料へのこだわりも半減してしまいませんか…。

圧搾しぼりも昔ながらの手仕事で、影山の油は精製は水のみで行います。

原材料と製品化まで手間がかかる分、そうではない製品よりは値段も付きますが、

菜の花の濃い黄色が油にまで反映されていて、熱を入れると濃厚な風味が出ます。天ぷらなど上げている途中からほんとに香ばしい!!

ビタミンEが豊富で酸化しにくく、揚げ油としては、一回で捨てることなく継ぎ足しして使うことができます!

本当に昔ながらの菜種油です。
時々、店頭において販売しております。

影山製油所はこんなとこー。
http://kageyama-abura.com/

そして、社長さんは、
楽健からアーユルヴェーダまで網羅された、セラピスト。(お代をいただいての施術はなさってませんが)

菜種油農家さんのこと
油の作られ方
菜種油にまつわる事も知ると

なぜ安心して使えるものか、健康を害さないかなどを知った上で。

使う使わない、たまに使う、と自分で納得できるな、とおもっています。

お菓子やパンも、自分で作ると改めて色々おもいますよね。こんなに砂糖入れルノー?とか、バター多い!とか。それと似たようなかんじで、

闇雲に体にいいと聞いたことのあるもを利用するのは実は危険で、キャッチフレーズにおどらされていたり、大事な部分に目を向けられてなかったりします。良かれと思ったことが負担になるなら本末転倒。

と、そんなに、偉そうなことは言えませんが!

時々、製品のストーリーなどもブログに紹介できたらよいなと思いますー!

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